4斎場は緑区長津田町(北部)・金沢区みず木町(南部)・戸塚区鳥が丘(戸塚)・西区元久保町(久保山)にあります。横浜市民であればどの斎場でも同じ市民料金で使えるため、居住区で振り分けられるわけではなく、実際の利用先は空き状況と搬送距離で決まります。以下の金額は横浜市斎場条例(令和7年9月30日施行)別表に基づく額です。
市民料金は4斎場どこでも同額、区ごとの振り分けではない
4斎場の所在地は、北部斎場が緑区長津田町、南部斎場が金沢区みず木町、戸塚斎場が戸塚区鳥が丘、久保山斎場が西区元久保町です。火葬炉の数は北部が16炉、久保山が12炉、南部が10炉、戸塚が6炉で、北部が最大規模です。
料金は「横浜市民か市外居住者か」で決まり、どの斎場を使うかでは変わりません。23区のような区民割引や、居住区ごとに使う斎場が指定される仕組みはないため、4斎場のうち空いている斎場・搬送距離の短い斎場を葬儀社と選ぶことになります。戸塚斎場は市営4斎場で唯一、小動物焼却施設を併設しています。
火葬料は市民12,000円・市外50,000円で4倍以上の差
横浜市営4斎場の使用料(横浜市斎場条例 令和7年9月30日施行 別表より)
| 項目 | 市民(横浜市内) | 市外 |
|---|---|---|
| 火葬料(10歳以上) | 12,000円 | 50,000円 |
| 火葬料(10歳未満) | 8,000円 | 34,000円 |
| 火葬料(死産児) | 2,400円 | 10,000円 |
| 式場・北部斎場 ホール(通夜/告別式 各1回) | 40,000円 | 60,000円 |
| 式場・北部斎場 大ホール(通夜/告別式 各1回) | 110,000円 | 165,000円 |
| 式場・南部/戸塚斎場 葬祭ホール(通夜/告別式 各1回) | 25,000円 | 37,500円 |
| 待合室(40人用) | 5,000円 | 7,500円 |
大人と小人の境は10歳です。10歳以上が12,000円(市外50,000円)、10歳未満が8,000円(市外34,000円)で、「12歳以上が大人」という他地域の区分とは異なります。
式場使用料は通夜1回・告別式1回それぞれに課金されるため、両方行うと表の金額の2倍です。南部・戸塚で通夜と告別式を行えば市民50,000円、北部のホールなら80,000円が式場代になります。待合室は40人用の額で、20人用は市民2,500円・市外3,750円です。霊安室の使用料は条例に定めがないため、利用の可否と費用は斎場に確認してください。
予約は登録葬祭事業者が行い、市民は火葬10日前から
横浜市営斎場の予約は「横浜市斎場予約システム」で行い、市に登録した葬祭事業者がインターネットで申し込みます。遺族が直接予約することはできません。電話での予約受付は2024年11月30日で終了しています。
予約を取り始められる日は居住区分で違い、市民は火葬が10日前・式場が9日前から、市外は火葬が3日前・式場が2日前からです。前日15時以降は新規予約も変更もできないため、日程は前日の午後までに確定させる必要があります。空き状況はシステム上で葬儀社が確認するので、候補日を複数伝えて押さえてもらうのが現実的です。
式場があるのは北部・南部・戸塚の3斎場、久保山は火葬のみ
通夜・告別式を斎場の中で行えるのは北部(式場4室)・南部(2室)・戸塚(2室)の3斎場です。火葬場と式場が同じ敷地にあるため、告別式のあと移動せずに火葬へ進められます。
久保山斎場には式場がなく、火葬炉12炉と待合室のみです。久保山を使う場合は、式を民間式場や寺院、自宅で行ってから火葬のみ久保山で行う流れになります。なお久保山斎場は令和7年4月1日から指定管理者制度・利用料金制に移行しており、条例の額は上限額として定められています。
年末年始と連休明けは火葬枠が埋まりやすい
火葬場は友引を休館日にしている施設が多い一方、横浜市営斎場の休館日は斎場ごとに定められており、年によっても変わります。希望日に予約が取れるかは予約システム上の空き状況次第なので、葬儀社に候補日を複数挙げて確認してもらってください。
年末年始の直後や連休明けは火葬の件数が集中し、首都圏全体で火葬待ちが発生しやすい時期です。待機が延びるとドライアイスや安置施設の費用が1日単位で積み上がるため、日程が後ろにずれたときの追加費用の単価も見積もり時に確認しておくと安心です。
民間式場は式場代が5万〜15万円程度高くなる
公営斎場と民間式場の費用比較(公営は条例の額、民間は一般的な目安)
| 費用項目 | 横浜市営斎場(市民) | 民間式場の目安 |
|---|---|---|
| 式場使用料(通夜+告別式) | 南部・戸塚 50,000円/北部ホール 80,000円 | 100,000〜300,000円程度 |
| 火葬料 | 12,000円(10歳以上) | 市営斎場を使うため同額 |
| 待合室 | 5,000円(40人用) | 式場利用料に含まれることが多い |
| 移動 | 式場と火葬場が同一敷地 | 式場から火葬場への移動が必要 |
横浜市内で火葬できるのは市営4斎場なので、民間式場を使っても火葬は市営斎場で行い、火葬料は同額です。差が出るのは式場使用料と、式場から火葬場への移動(霊柩車・マイクロバス)の費用です。
民間式場は設備が新しく、宿泊や飲食の設備が整っているところも多いため、参列者の人数や利便性を優先する場合に選ばれます。費用を抑えたい場合は、式場と火葬場が同一敷地にある北部・南部・戸塚の3斎場が有力です。
見積もりで確認すべきポイントは追加費用の有無と条件
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見積もり前の確認リスト
- 故人または喪主が横浜市民かを確認する(市民料金と市外料金の差は4倍以上)
- 10歳以上か10歳未満かで火葬料が変わる点を確認する
- 式場を使うなら北部・南部・戸塚の3斎場から選ぶ(久保山は火葬のみ)
- 式場使用料は通夜・告別式それぞれ1回ごとに課金されることを見積もりで確認する
- 予約は登録葬祭事業者が行うため、候補日を複数伝えて押さえてもらう
- 前日15時以降は予約変更ができないので、日程を前日午後までに確定させる
- 待機が延びた場合の安置・ドライアイスの1日あたり単価を確認する