首都圏では火葬場の予約が混み合い、逝去から火葬まで4〜7日以上待つことが当たり前になっています。安置日数が延びると、プランに含まれる日数を超えた分だけ追加料金が発生します。「1日延びたらいくらか」を事前に確認していないと、思わぬ費用増になります。

東京23区の火葬待ち日数の実態

東京23区内には公営火葬場が2カ所(臨海斎場・瑞江葬儀所)、民営火葬場が7カ所の合計9カ所しかありません。900万人超が暮らす23区に対してこの数は他の大都市と比べても少なく、需要が供給を大幅に上回る状況が続いています。

平常期(春・秋)でも逝去から火葬まで3〜5日程度の待ちが目安です。冬場は心疾患や脳血管疾患での死亡が増える傾向があり、5〜10日程度まで延びることがあります。年末年始に重なった場合や感染症の流行期には10日以上待つケースも報告されています。

安置が長引くと費用がどう増えるか

安置超過日数 追加費用の目安(安置料+ドライアイス)
1日超過 約1.5〜2万円
3日超過 約4.5〜6万円
5日超過 約7.5〜10万円
7日超過 約10.5〜14万円

多くの葬儀プランは2〜3日分の安置料が含まれていますが、それを超えると1日単位で追加料金が発生します。安置施設の保棺料は1日あたり約1万円、ドライアイスは1日あたり約7,000〜1万円が相場とされており、合計で1日1.5〜2万円程度が追加の目安です。

夏場や気温が高い時期はドライアイスの消費量が増え、費用が上振れすることもあります。長期安置が見込まれる場合、エンバーミング(防腐・殺菌処置)を選択する方もいます。費用は15〜25万円程度かかりますが、最大50日程度の安置が可能になります。

日程を早めるための対処法

火葬待ちを短縮するための対処手順

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    時間帯を見直す

    火葬炉の予約は11〜13時に集中しやすい傾向があります。14時以降や早朝の時間帯を選ぶと比較的予約が取りやすくなります。近年では夕方に告別式を行い翌朝に火葬する「イブニング葬」という選択肢もあります。

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    隣接エリアの火葬場を複数確認する

    居住エリアの火葬場が混雑していても、隣接する区や市の火葬場に空きがある場合があります。葬儀社に複数の火葬場の空き状況を調べてもらうのが現実的です。ただし、居住エリア外の公営火葬場は料金が高くなるケースがあるため、安置費用の削減分と比較して判断します。

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    事前に葬儀社に相談しておく

    終末期や在宅療養中の段階から葬儀社に相談しておくと、逝去直後に慌てず選択肢を検討できます。繁忙期に重なりそうな場合の対応方針を事前に確認しておくと、選択の幅が広がります。

火葬の日程についてよくある疑問

Q友引には火葬できないのですか?
A多くの公営火葬場は友引を休業日としています。そのため友引の翌日は予約が集中しやすく、更に取りにくくなります。葬儀を計画する際は友引のタイミングを事前に確認しておくと安心です。
Q火葬まで日数がかかる間の遺体はどうなりますか?
A安置施設や自宅で保管します。ドライアイスや保全処置で状態を保ちます。長期(5日超)が見込まれる場合はエンバーミング(防腐処置、目安15〜25万円)の選択肢もあります。

申し込み前の確認リスト

  • 希望の火葬場と、隣接エリアの火葬場の最短予約可能日
  • プランに含まれる安置日数と、1日超過した場合の費用
  • 安置場所(自宅・施設)の面会条件と追加費用の有無
  • 友引・年末年始・冬場など繁忙期の対応方針
  • 日程優先か希望施設優先かを家族で決めているか