喪中はがきは、身内が亡くなった年に年賀状を控える旨をあらかじめ伝えるための挨拶状です。相手が年賀状を用意し始める前に届ける必要があるため、印刷や宛名書きにかかる時間を逆算して、早めに準備しておくと安心です。

喪中はがきを出す範囲と時期の目安

喪中はがきを出す範囲は一般的に2親等以内の近親者が亡くなった場合が目安です。祖父母、両親、兄弟姉妹、子どもなどが該当し、遠い親戚や友人の場合は必ずしも必要ではありません。

発送時期は11月初旬から12月上旬が目安です。相手が年賀状を用意する前に届くようにするためで、日本郵便の年賀状受付開始(例年12月中旬)より前に着くよう逆算するとわかりやすくなります。12月中旬以降に不幸があった場合は、無理に喪中はがきを出さず、年明けの寒中見舞いで伝える方法もあります。

喪中はがき準備のスケジュール目安

時期 やること ポイント
10月中 送付先リストの作成 前年の年賀状を見返して宛先を整理する
10月下旬〜11月上旬 文面の決定・印刷手配 業者依頼は仕上がりまで1〜2週間程度みておく
11月初旬〜12月上旬 投函 年賀状の準備が本格化する前に届くようにする
1月7日以降 寒中見舞いで対応 間に合わなかった場合・年賀状を受け取った場合

喪中はがきの文例と書き方のポイント

喪中はがきの文例は、亡くなった方との続柄によって変わります。たとえば「父○○が昨年○月に永眠いたしました」などと続柄を明記し、年賀状を控える旨を丁寧に伝えます。

連名で出す場合は、差出人の名前を並べるか、代表者名に続けて「家族一同」と記す方法があります。複数人の名前を記載する際は、関係性がわかりやすい順に並べるのが一般的です。

続柄別喪中はがき文例例

続柄 文例
父○○が昨年○月に永眠いたしました。つきましては新年のご挨拶を失礼させていただきます。
母○○が昨年○月に永眠いたしました。年頭のご挨拶を控えさせていただきます。
祖父母 祖父○○が昨年○月に永眠いたしました。年賀のご挨拶をご遠慮申し上げます。
兄弟姉妹 兄○○が昨年○月に永眠いたしました。新年のご挨拶は失礼させていただきます。

年賀状をすでに受け取った場合の寒中見舞い対応

年賀状をすでに受け取ってしまった場合は、松の内(関東では1月7日頃、地域によっては1月15日頃)が明けてから、寒中見舞いで欠礼の旨を伝えます。寒中見舞いは立春(2月4日頃)までに届くように出すのが目安です。寒中見舞いは喪中はがきと違い、相手に失礼のないように配慮した文面にすることが求められます。

寒中見舞いには「昨年○月に○が永眠いたしました。年頭のご挨拶を控えさせていただきます」といった表現を用い、相手の年賀状に対して感謝の気持ちを伝えつつ欠礼の事情を説明します。

喪中はがきを出さない・略式にするケース

喪中はがきを出さない場合は、亡くなった方が遠い親戚や友人である場合や、喪中期間が短いと判断した場合です。また、家族の事情で簡略に済ませたいときは、メールや電話での連絡で済ませることもあります。

略式にする場合でも、相手に失礼にならないように配慮し、喪中の理由や年賀欠礼の旨を伝えることが望ましいです。

喪中はがき作成にかかる費用の目安

喪中はがき費用内訳の目安

項目 費用目安
はがき代(郵便はがき) 85円(2024年10月の料金改定以降)
印刷代(自宅印刷は無料〜数百円) 数百円〜数千円(業者依頼の場合)
郵送費(切手代) はがき代に含む
デザイン作成費(業者利用時) 数千円程度の場合あり

喪中はがきは自宅での印刷も一般的ですが、印刷業者に依頼するとデザインや仕上がりの質が安定します。ただし年末に近づくほど印刷業者は混み合い、納期に余裕がなくなるため、早めの発注が安心です。なお、ここに挙げた金額はいずれも目安であり、枚数やデザイン、依頼先によって変わります。

まとめと参考記事

喪中はがきは、亡くなった方との関係性を踏まえた範囲で、11月から12月上旬にかけて発送するのが適切です。文例は続柄別や連名の場合に合わせて用意し、年賀状をすでに受け取った場合は寒中見舞いで対応しましょう。

また、喪中はがきを出さない場合や略式の連絡方法もあり、状況に応じて柔軟に判断することが大切です。

見積もり前の確認リスト

  • 喪中はがきを出す対象の親等範囲を確認する(一般的に2親等以内)
  • 発送時期は11月初旬から12月上旬までに設定し、年賀状配達開始前に届くようにする
  • 文例は亡くなった方の続柄に合わせて適切に作成する
  • 連名で出す場合は差出人名の並べ方や家族一同の表記を検討する
  • 年賀状をすでに受け取っている場合は寒中見舞いで欠礼を伝える
  • 喪中はがきを出さない・略式にする場合の対応方法を決める