忌引き休暇は、身内の不幸で一定期間仕事を休むための制度です。民間企業では就業規則に基づき、国家公務員や地方公務員はそれぞれの規則・条例に従います。続柄によって付与される日数が異なり、土日祝日のカウントや遠方の葬儀に伴う移動日数の加算も確認が必要です。

忌引き休暇の日数目安|続柄別の一般的な例

続柄別の忌引き休暇日数の目安(国家公務員は人事院規則の定め)

続柄 民間企業の目安 国家公務員(人事院規則) 地方公務員
配偶者 5〜7日程度 7日 各自治体の条例による(国に準じる例が多い)
父母(実父母) 3〜7日程度 7日 同上
子(実子・養子) 3〜5日程度 5日 同上
祖父母 1〜3日程度 3日 同上
兄弟姉妹 1〜3日程度 3日 同上
1日程度 1日 同上
配偶者の父母 1〜3日程度 3日 同上
おじ・おば 1日程度 1日 同上

民間企業の忌引き休暇は法律上の義務ではなく、就業規則で任意に定められる制度です。そのため日数は会社ごとに幅があり、上表の民間企業欄はあくまで一般的に見られる範囲の目安です。制度自体を設けていない会社もあり、その場合は年次有給休暇で対応することになります。

一方、国家公務員は人事院規則で「忌引」の日数が続柄ごとに明確に定められています。地方公務員は各自治体の条例・規則によりますが、国家公務員の定めに準じる例が多く見られます。なお、生計を一にしていた親族の場合などに日数が加算される取り扱いもあるため、細目は勤務先の規定を確認してください。

忌引き休暇の日数の数え方と休日の扱い

忌引き休暇の日数は、原則として亡くなった日または翌日から連続した暦日で数えます。土日祝日や所定休日を日数に含めるかどうかは勤務先の規定次第で、暦日で数える(休日も日数に算入する)方式が公務員をはじめ一般的です。民間企業では所定労働日のみを数える運用もあるため、申請時にどちらの数え方かを必ず確認しましょう。

遠方で葬儀が行われる場合、移動に要する日数を忌引き休暇に加算できることがあります。国家公務員の場合は、遠隔地に赴く必要があるときに往復に要する日数を加算できる取り扱いがあります。民間企業でも同様の規定を置く会社がありますが、規定がなければ有給休暇や特別休暇で補う形になります。

また、都市部では火葬場の混雑により火葬までの待機日数が延びることがあり、葬儀日程そのものが後ろにずれる場合があります。忌引き休暇の日数内に葬儀が収まらない可能性もあるため、日程が確定した時点で早めに勤務先へ再度連絡しておくと安心です。

忌引き休暇の申請方法と上司・人事への連絡例

忌引き休暇申請の基本手順

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    1. 速やかに上司に連絡

    不幸があったことを簡潔に伝え、忌引き休暇を申請する旨を報告します。

  2. 2

    2. 休暇期間の調整

    続柄や勤務先の規定に基づく休暇日数を確認し、業務に支障が出ないよう調整します。

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    3. 書面またはメールで正式申請

    会社や部署のルールに従い、忌引き休暇申請書やメールで正式に申請します。

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    4. 必要書類の提出

    会葬礼状、葬儀施行証明書、死亡診断書のコピーなど、規定で求められる書類を提出します。死亡届は役所に提出して手元に残らないため、証明書類としては会葬礼状や葬儀社が発行する施行証明書が使われるのが一般的です。

第一報は電話が基本です。文例は「お疲れさまです。本日未明に父が他界いたしました。つきましては忌引き休暇を取得させていただきたく、ご連絡いたしました。葬儀の日程が確定し次第、改めてご報告いたします。」といった簡潔な内容で構いません。

メールで正式に申請する場合は、続柄・逝去日・希望する休暇期間・緊急連絡先・引き継ぎ事項を明記します。文例は「〇〇部長 お疲れさまです。〇〇です。〇月〇日に実父が逝去いたしました。つきましては、〇月〇日から〇月〇日まで忌引き休暇を取得させていただきたくお願い申し上げます。期間中の緊急連絡先は〇〇です。担当業務は〇〇さんへ引き継ぎ済みです。ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。」のようにまとめると過不足がありません。

忌引き休暇中に自己負担となりやすい費用

忌引き休暇中に発生しやすい費用の目安

費用項目 目安金額 備考
交通費(遠方移動) 1〜3万円程度 移動距離や交通手段による
宿泊費 5,000〜1万円/泊 葬儀参列のための宿泊費用
飲食費 数千円〜1万円 葬儀関連の食事負担
休業損失 給与日割り分 忌引き休暇中の給与支給は会社規定による
火葬待ちによる安置延長費用 1日あたり数千円〜 火葬場が混雑している地域で待機が生じた場合

忌引き休暇中の給与を支給するかどうかは会社の規定によります。有給扱いとする会社が多い一方、無給の特別休暇としている会社もあるため、給与の取り扱いも併せて確認しておきましょう。

また、遠方の葬儀では交通費・宿泊費が自己負担になることが一般的です。都市部では火葬場の混雑により安置期間が延び、追加費用が生じる可能性もあります。参列にかかる費用の目安をあらかじめ把握しておくと、慌てずに準備できます。

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見積もり前の確認リスト

  • 勤務先の忌引き休暇規定で続柄別の日数を確認する
  • 土日祝日の休暇日数のカウント方法を把握する
  • 遠方葬儀の場合の移動日数加算の有無を確認する
  • 上司や人事への連絡は速やかにし、申請方法を確認する
  • 葬儀関連の必要書類(死亡届や案内状など)を準備する
  • 忌引き休暇中の交通費や宿泊費など自己負担費用の目安を把握する